天龍寺を抜け、竹林を上に向かって進んでいくと分かれ道がありました。
その先は大河内山荘庭園という場所とのこと。
入り口で見た入山料は1000円。
抹茶付とはいえ、ちょっと高いな、とは思いつつも、どうせ来たのだからと入ってみることに。
受付がありますので、そこで料金を支払い。抹茶券ももらえます。
上り坂を上っていきます。
順路も要所要所に指示してあるため、その通りに移動。
少し歩くと、開けた場所に出ます。
竹林からここまで、日光が遮られた状態の場所を歩いてきたこともあり、一気に目の前がまぶしく感じます。
そして、出た先の右手に抹茶席があるため、まずはそちらに移動してお茶をいただくことに。この場所には最後の方に戻ってくることもできますので、先に観光し終えてから再びこの場所に来ることも可能です。
室内に席が用意されています。
スタッフが出てくるので、抹茶券を用意して待ちます。
室内の様子。人がほとんどいません。外に1名座っていた程度です。
まだ夏場ということもあり、人はほとんどいませんでしたが、秋になると混みあいそうです。それでも1000円の入山料がかかるため、訪れる人はほかの場所より限られると思います。
抹茶と茶菓子が到着。
外の席の様子。夏場で暑かったために室内に座りましたが、外でくつろぎながらお茶をいただくのもよさそうです。
休憩したのちに、園内を歩き回ります。
中門。やや高低差のあるところを上り下りします。
大乗閣。
大乗閣のところにも休憩するスペースが用意されています。
休憩スペースからみた大乗閣。
振り返ると景色が魅力的。奥にある山は嵐山と思われます。
大乗閣の入り口。中には入ることができません。
整備されている岩の上を上っていきます。ハイヒールで訪れるのは控えたい場所です。
そして振り返って景色を見ると、今度は町の方もながめることが出来ます。
どこにどういった山などがあるかが表示された看板もあります。大文字焼きで有名な大文字山や、仁和寺の塔の位置などが表示されています。なぜか、仁和寺の塔はいろいろな地図で示されていました。それだけわかりやすい高さということでしょうか。
順路に従ってどんどんと進みます。
夏の緑が魅力。また違う季節に訪れると、別の魅力を感じることが出来そうです。
木漏れ日。
持仏堂。
滴水庵。
さらに上に登っていきます。
上った先は嵐峡展望台。市内とは反対側の景色を眺めることが出来ます。
反対側には不思議な建物も。
山側。
市内側。
仁和寺の五重塔も見えます。
月香という名の休憩所。
町並みも眺めることが出来ます。
遠くには京都タワーも。
このあたりが一番の見どころでしょうか。大河内山荘内でも高い位置です。
後は下山順路を進み、下っていきます。
下る道一つをとっても絵になります。
ずんずんと下っていき、大河内傳次郎の資料館に到着しました。
その前に、右手にあった妙香庵に入ることに。ちょっと急な階段を上ります。
下る道の途中にあったわき道を通ると、この階段の上り下りをしなくて済んだということを後で気が付きました。
妙香庵の由来。
子供は入れないとの看板も。
そして妙香庵に到着。靴を脱いで中に。
中は畳敷の和室で、2部屋あります。
奥の部屋では写経を行うことが可能です。
妙香庵から見た市内方面。町並みは見えませんが、市の反対側の遠くの山並みを見ることが可能です。
山の方面の庭。
寝ころびたくなる衝動も注意書きで身を正すことに。
この日は外は太陽も顔をのぞかせ、夏の暑さを感じていましたが、この庵に入ると良い風が吹き抜け、涼しく感じました。周囲の景観や自然も良く、休憩もかねて10分近く滞在。訪れたときには他に人がいませんでしたので、この場を独占。その後、別の人が来たのでこの独占状態を譲り、妙香庵を後に。
最後に大河内傳次郎資料館を見学。資料館と言っても、1部屋のみで、大河内傳次郎の絵や写真を中心に飾られているというシンプルな内容でした。
帰り際、道の脇から飛び出してきたカエル。帰るときだけにお見送りでしょうか。
約50分間、大河内山荘庭園を堪能し、後に。
最初に入ってくるときは1000円は高いのでは、という意識が働きましたが、入った後の感想は1000円でも安いという感想です。
特に、時期的に入場者が少ないこともあり、この全体を独占的に楽しめたというのが、そう感じさせた理由の一つです。
最後の妙香庵での風や全体の雰囲気は心を落ち着かせるに適した場所でした。
人が混みあいそうな秋は見た目の魅力はあるかと思いますが、あえて観光の閑散期に訪れ、落ち着いて長居してみてはと思います。
嵐山 京都 一人旅の旅行記
京都の嵐山の一人旅の旅行記です。前日『ホテル近鉄京都駅 京都 一人旅』からの続きです。