佐和山城址に登る途中にあるのが龍潭寺。
佐和山は龍潭寺や清凉寺が所有権を有しています。
このため、佐和山城に団体で登る場合は、この寺の許可が必要です。
龍潭寺そのものも拝観を受け付けています。
拝観料400円。
入らずに帰ろうかと思ったのですが、せっかくなので入ることに。
ふすま。桃山時代作の作品とのこと。佐和山城の石田三成の屋敷のものとの言い伝えがあるとのこと。
通路。主に長方形の形状の通路を歩いて見ていく感じです。
宗派の説明の額。こうしたものがあると、どういったお寺なのか、どういった伝えがあるのかが分かって助かります。ちなみに、この龍潭寺は臨済宗です。
ふすま絵。
石庭「方丈南庭 枯山水
ふだらくの庭」。方丈は四角形、枯山水(かれさんすい)は水が枯れた状態で山や水を表現していることを指します。
達磨(だるま)の絵馬。
大きな達磨。ちょっと怖い感じもします。
たくさんの達磨が置いてあります。臨済宗の元となる禅宗は、達磨という人物によってできたものです。その関係で、置物の達磨が多く飾ってあるのでしょう。
掛け軸なども。
裏手側。
大広間。ここから庭を眺めることができます。
石庭とは異なるもう一つの庭「借景式 蓬莱池泉庭」。「蓬」は点が2つありますが、正しくは点が1つのようです。
佐和山の景色を借りた庭です。
移動して別の場所にも達磨の展示があります。
龍潭寺では10分ほど滞在して寺を後にしました。
庭でもう少しゆっくりくつろぎたかったのですが、雨が降る前に電車に乗りたかったので、寛ぐことなく寺を去りました。
近くにバス停もありますが、ほとんどバスは来ません。曜日なども限定されています。
ついでに井伊神社もすぐ脇にありましたので見てみました。
とはいえ、修繕中なのか、囲いがしてあり、全容が見えず残念。
この後、彦根駅に向けて戻りました。
行きと異なり、高低差が無い道を選んで移動。線路の脇を通っていけば、簡単に移動できることを知り、来る時の苦労は何だったのかと考えつつ、とぼとぼ駅まで歩きました。
20分くらいで彦根駅に到着。
この後は大阪に向けて移動です。
彦根城 一人旅の旅行記
2015年6月中旬に訪れた滋賀県彦根一人旅。
彦根城と「ひこにゃん」、そして佐和山城址を中心に取り上げています。