源氏物語ミュージアムを見終えた後、宇治から去るためにJR宇治駅へ移動。
その途中にある中村藤吉本店でおやつでも食べようと思い、お店を訪れました。
こちらもお茶関連のお店ですが、甘味処も備えています。
JR宇治駅から歩いて2分程度で到着できる距離にあります。JR宇治駅から宇治橋通り商店街に入ってすぐのT字路の突当りにあります。
さっそく中へ。
売店を抜けた先が甘味処。
すでに多くの人が待っており、札には30分待ちの文字が。
名前を書く用紙があるので、そこに名前を記入。
一人で利用している人は少ないですが、それでも名前を書く用紙の人数欄に1名の文字がありました。
メニューも置いてあるので、のんびり見て待ちます。
甘味処の前の待合所。
庭になっていて、場所によっては霧状の水が噴射され、涼しさを感じることができます。
2階席もあるので、見た目以上に多くのお客に対応できるようです。
その間、暇だったので、売店の中を見て回ります。
ちょっとした展示もあります。
茶銘が書かれた額。濃茶が「初の昔」、薄茶が「廣葉の白」。とはいえいろいろな種類があり、他にもいろいろな茶銘が売られており、値段に応じて茶銘が異なっています。
挽き茶と茶席の体験ができるスペースも。ちょうど訪れた時には受付時間が過ぎていたので利用できませんでしたが、こちらを利用してみるのも良いかと思います。
名前を記入してから55分後に名前を呼ばれ、そしてお店の中に入ることが出来ました。
カウンターのような一人用のテーブルはありませんが、二人掛けの席があるので、一人でも比較的利用しやすいと思います。
さっそく注文です。
注文は、濃茶と、抹茶ゼリーの2種類。
まずは抹茶ゼリーが到着。740円。
竹筒に入っているのですが、見た目は、上げ底になっていて、大した量では無いのだろうと思っていました。しかし、食べていくと、奥深くまでぎっしりと詰まっていて、結構な食べ応えです。抹茶ゼリー、抹茶アイス、あんこ、白玉が入っています。
続いて濃茶。800円。どろりとしたお茶です。
濃茶には抹茶を用いた羊羹が付いています。
このお店の嬉しいところは、濃茶をある程度飲んだ後、お店の人に頼むと薄茶にしてくれるという点。
濃茶がどうしても苦手な人は、少しだけ飲んだ後に薄茶にしてもらうことで、濃茶と薄茶の両方を味わうことが出来ます。一般的なお茶のイメージは、こちらの薄茶の方かと思います。
隣の中国からの訪れた女性がかき氷の上に乗っていたクリームを盛大にこぼすのを華麗にスルーしつつ、完食。
日本人のお客も多いですが、それと同じくらいに中国人のお客も多い印象。
このため、人も多く、待ち時間も長くなっていると思われます。
ですので、時間に余裕を持って訪れることをお薦めします。
実際に、30分待ちのプレートが掲げられていたものの、入ったのは55分でしたので、表示時間から結構長く待つこと前提で利用するとよいでしょう。
甘味処の滞在時間は20分ほど。2品頼んだこともありますが、ついついゆっくりしてしまいました。こうしたゆっくりしたいという店構えも、お客の回転が遅い理由かもしれません。もちろん、良い意味でです。
宇治 一人旅の旅行記
2015年6月下旬に訪れた京都府の宇治の旅行記です。世界遺産構成要素の平等院鳳凰堂、宇治上神社、源氏物語ミュージアム、宇治緑茶などを取り上げています。