富岡製糸場に到着しました。
入口は一ヶ所で、門を入ってすぐの場所でスタッフが案内をしてくれます。
見学料は500円。見学券付乗車券を買っているため、ここではチケットを買わずに長方形の大き目な乗車券をチケット売り場で見せます。するとスタンプを押してもらえます。
朝早くですが、それなりに人がいました。
入って入口側を確認。
富岡製糸場の東繭倉庫。富岡製糸場の写真としてよく用いられるのがこの東繭倉庫です。
いろいろな石碑。
石碑と東繭倉庫。東繭倉庫は名前の通り繭を保管していく場所でした。
東繭倉庫のトンネル部分の上部には明治五年の文字があります。明治5年、西暦1872年に操業を開始したことと関係していると思われます。
まずは東繭倉庫の正面から右側に向かって移動します。団体で人がいるのはガイドツアーの説明を聞いている人達です。
入口近くでガイドツアーに参加できます。料金は無料で、単に人について歩いていき、その人の説明を受けるというだけです。時間の都合に合わせて聞いてみるのも良いでしょう。ガイドによって特徴が異なるため、この点は注意が必要。
東繭倉庫を裏手側から見た様子。壁はレンガ造りですが、木の柱もあるため、和洋折衷な建物になっているのが特徴的です。とはいえ、海外でこのような形式が無かったわけではないようで、ヨーロッパなどでも見かけることができるとのこと。
東繭倉庫の裏手側。ビニールシートで覆われているところは訳ありの場所です。
広場。煙突も見えます。煤煙対策として高い煙突を用意したとのこと。
煙突に接近。手前側に見えるのは瓦礫。
この場所は乾燥場でした。説明文を詠むと、平成26年2月14日から15日の大雪によって半壊の被害を受けたとのこと。平成26年は2014年。まさに世界遺産に登録されようかという年に大雪の被害を受けています。
こうしたものを見ると、早めに来るべきだったと後悔します。
木々が立ち並ぶ中、奥に進みます。
休憩所。自動販売機もあります。
奥には西繭倉庫があります。名前の通り、繭を保管する場所です。
西繭倉庫につながっている建物は副蚕場です。
蒸気釜所と煙突。
煙突。
歩いていて気が付いたこととして、多くの場所が囲いをしてあるという点。比較的目新しい鉄柵です。
西繭倉庫の説明板を見かけたのですが、さらに囲いの鉄柵の奥にも説明板があり。
たぶん、以前は近くまで見に行けたものが、世界遺産になるからか、それとも危険防止かはわかりませんが距離をあけて見学するようになったものと思われます。触ったりすると劣化していきますので、接触禁止の意味合いもあるでしょう。
西繭倉庫の先は特に何もありませんでした。
西繭倉庫側から見た煙突や東繭倉庫側。広々とした広場です。ですが、人が多く訪れると人でいっぱいになることも予想されます。
一度引き換えし、今度は東繭倉庫の左側を見て回ります。
女工館。器械による糸取の技術を教えるためのフランス人の女性教師が住んでいたとのこと。中への立ち入りは不可。
繰糸場。
繰糸場に入る手前には大きな扇風機と霧吹き。少しだけですがひんやりすることができます。
繰糸場の中には入ることができます。
機械にはビニールがかけられています。保存のため、べたべた触らないようにするためでしょうか。
奥が見えないくらいの長さです。
ビニールがかけられていない器械もあります。
天井の造りも当時としては独特だったようです。柱が外側だけで内部に柱が無い構造にすることができ、この造りによって、広い作業スペースを持つことができたとか。
その説明がミニチュアで表現されています。
機器の説明。
奥の方では映像による作業の説明があります。この映像自体は碓氷製糸農業協同組合という群馬県の別の場所で撮影されたものです。
さらに奥に器械が並んでいますが、奥に入ることはできませんでした。
一通り見終えて繰糸場を後にします。
繰糸場を出て、さらに奥に向かいます。
診療所。これは比較的新しく1940年にできたものです。
ブリュナ館。富岡製糸場の設立にかかわったフランス人のポール・ブリュナが住んでいた館です。
ブリュナ館を反対側からチェック。
ブリュナ館の奥は鏑川(かぶらがわ)が流れています。
レンガ積排水溝があり、富岡製糸場から出た排水がこの川に流れていったようです。
鏑川の先の風景。天気が曇りがちですが、遠くに山並みが見えます。
ブリュナ館と鏑川の間のエリア。こちらも広々としており、あまりこちらまで人が来ないため、スタッフが暇そうにしています。
そして、ブリュナ館の裏手側で鉄柵で仕切られ、先に進めないようになっています。
柵の奥は寄宿舎など。
揚返場も見えます。
これで敷地内を一通り見終えたため、一度入り口近くまで戻ります。
検査人館。入口近くにある建物です。
富岡製糸場 世界遺産 一人旅の旅行記
富岡製糸場に平日に訪れた時の旅行記です。日帰りということもあり、現地に行って帰ってくるだけの内容になっています。