広島平和記念資料館では、原爆とその被害等に関する資料を見ることができます。
入館料は大人50円。長崎は200円でしたので、破格の安さです。この価格なら、無理にお金を取る必要もないのでは、と思ったりしますが。
音声ガイドの機器も貸し出しています。これは300円。こちらで稼いでいるのでしょうか。ナレーターは吉永小百合さん。女優として有名な方です。1945年に生まれています。
まずは受付でお金を払います。
そして中に。
受け付け周辺にも展示物があります。
広島への原爆投下からの日数や、最後に核実験を行った時からの日数を表示。
訪れた時点で、最後に核実験を行ったのは2010年9月15日のアメリカ合衆国とのこと。この核実験も、表面的に出ている実験以外にもあるようで、実際にこの実験が最後かどうかはわかりません。
金と折鶴。折鶴は原爆の子の像で展示されていたものです。
敷地内にはコインロッカーもあります。100円必要ですが、使用後に返却されるため、実質無料です。重い荷物を持っている人は、ここで預けてから中に入るとよいでしょう。
そして、資料館の内部へ。
パネル展示とモニター展示とがあります。
まずは日本や広島の歴史などから。
戦時中の日本の進軍状況なども展示されています。
原爆が投下され、8時15分で時間が停まっている腕時計。
核開発をした理由なども掲載されています。
原爆投下後の広島周辺の模型図。原爆ドームと、その近くの相生橋がしっかりと見てとれます。コンクリートで作られた建物は結構残っているのが窺えますが、それ以外は跡形もない状態に。
爆心地には赤いポールが建ててあります。
原爆が落ちる前の相生橋周辺の模型も展示。
敗戦を知らせる新聞。
そして復興。
原爆ドームの天井部分の模型図。73%の寸法での複製です。
核兵器について。
核保有国の地図。保有している国のところに核兵器マークが置いてあります。
レンガ。たぶん、当時の破壊されたレンガがどういう状態だったかを示していると思われます。
原爆を受けて皮膚などがただれながらも彷徨い歩く姿。想像を絶する姿とは、まさにこのような状態を言うのでしょう。
原爆投下後の模型図と、上には爆心地と思われる赤い球体が。上空で爆発させているため、広範囲に爆風が及んでいます。
核兵器の模型。長崎とはまた異なる形です。
三輪車とヘルメット。
石段。色が変わっているのは、その場所に人がいたため、影となったから。ここに人が座っていた証です。「人影の石」と呼ばれています。
被害を受けて歪んだ瓶などを実際に触ることが出来ます。
原子爆弾と放射線についての説明。この辺りを読むと、福島原子力発電所の放射線に関しての知識も高まります。
実際に放射線を図ってみる機器。手元にあるレバーで測定器と放射線を発している物体を接近させ、計測器のゲージがどのように動くかを確認できます。当然、全体はケースで覆われており、外に放射線は漏れていません。
このほか、折鶴で有名な禎子さんに関する展示やビデオを見て、資料館を一通り見終えたことになります。
出口付近には記念スタンプもあります。
出口に向かって歩いていると、別の場所に国立広島原爆死没者追悼平和祈念館があるとのこと。
続いてそちらに向かって移動開始です。
広島平和記念資料館では3時間30分ほど時間を費やしました。
長崎の長崎原爆資料館では4時間でしたので、少し短めです。ある程度長崎で知識をつけたことも時間短縮に影響していると思います。広島の方がビデオ展示が少なめだったのも関係ありそうです。
いずれにしても、広島、長崎と2ヶ所の原爆投下地域の資料を見ることで、今まではまったく意識していなかった原爆投下について考えることが出来ました。
ホテルサンルート広島 広島 一人旅の旅行記
前日宿泊先の指宿駅からの旅行記です。広島では主に食と原爆関連の見学が中心。