津山まなびの鉄道館では、扇形機関車庫やジオラマの他にも、鉄道の知識を学ぶことができる建物も用意されています。
さすがに埼玉や京都の鉄道博物館と比べると規模は小さいものの、さまざまな仕組みを試してみることができる要素もあるなど、鉄道について学ぶには十分です。
昔の駅舎の様子。
駅のしくみ。
リニアモーターカーが浮く仕組みの体験。
壁にはパネル展示だけでなく、実際に使われていたであろうさまざまな看板等も展示。
列車運行のしくみ。
鉄道のレールの幅。昔は狭軌と狭いタイプでしたが、新幹線を作るにあたり、一般的な標準軌に変えるために尽力した、という話もあります。
そして、タブレットキャリア。昔はこうしたものを使って、電車と電車がぶつからないように一つのレールに一つの電車のみが通れるようにしていたとか。
そして、その道具。2つの駅にそれぞれ1台置いてあり、これを操作することで列車の運行をどちらからの電車にするかを決めます。
ちなみに、タブレットキャリアに注目が集まりますが、重要なのはそのタブレットキャリアに納められたタブレットの方です。
紛失防止や破損防止のために、大きなリングがついた皮革製の頑丈なタブレットキャリアに入れています。過去に漫画で見たことがあるのですが、その時はこの全体が重要で、単に受け渡しをするだけなのかと思っていました。
この機械を用いて電話で連絡を取り合い、お互いが機器を同時に操作。それによってタブレットが排出され、その排出されている間は反対側の機器からはタブレットが出せないようになっています。
そのタブレットをタブレットキャリアに入れて電車と共に持っていき、反対側で回収することで、再び機器を操作することができるようになります。
そうなれば、別方向からでも進行させることができますが、当然電話連絡から相互で操作をすることになります。
実際に操作できるのはこの津山まなびの鉄道館だけらしいので、これを実際に使用できるだけでも来た甲斐があるのかもしれません。
少なくとも京都や埼玉では操作できる状態ではなかったように思います。
この学ぶエリアで20分ほど滞在し、津山まなびの鉄道館を去ることに。
埼玉や京都と比べるとどうしても規模の小ささは否めないものの、十分満足することができました。
津山まなびの鉄道館 岡山県 一人旅の旅行記
2018年10月下旬の平日に、岡山県の津山まなびの鉄道館へ一人旅に出かけた際の旅行記です。