さっそく一乗谷朝倉遺跡の復元町並を見ていきます。
1995年に復元された町並みです。
元は一乗谷を拠点としていた朝倉氏の城下町でしたが、織田信長との戦いに敗れて放棄し、その後は顧みられることのなくなった土地です。
そのため、過去の建物の状況などが把握しやすく、当時を知ることのできる場所ともいわれています。
そうしたこともあり、過去の状況に合わせて町並みを一部復元してあります。
この復元町並に入るには210円。別途離れた場所にある朝倉資料館も訪れるのであれば230円の共通券を購入すると良いでしょう。
ただ、平日だと移動手段が限られるため、その点は注意。
そして入場。
このように広い空間が目の前に。
どこに何があったかの説明書きもあります。
パッと見、何がどうなっているのかわかりませんが、たぶんコンクリートになっているところが建物のあった場所です。
よく見ると、礎石が並んでいます。この礎石の上に柱を立てて、建物を建てています。なので、礎石が見つかると、大まかな家の形状がわかります。
門。
そして、復元された町並みの中へ。
それぞれ中も見ることができます。
井戸。
もう一つの井戸。
当時のいろいろなお店なども並んでいます。
また、そうした店でどういったことが行われていたかの説明書きも。
利用した道具。釿(ちょうな)、斧、鉋(やりがんな)。
町家の建築の手法も。復元に用いられた手法なども書かれています。
米俵。
窓。土壁になっています。
たぶん、油か何かでしょうか。
建物が並ぶ様子。
着付け体験もできます。
焼き物器などを売る商家。
後ろには武具などもあります。
さらに周囲を見て回ります。
復元されていないところはどういったものがあったかの石碑が置いてあります。
山並み。一乗谷の城は山城ですので、山の上に城がありました。登山して見に行くことも可能なのですが、暑さと疲れもあって、行くのは止めておきました。往復で2時間、城での見学1時間ほどの時間が必要だそうです。
さらに復元町並みへ。
将棋。「朝倉象棋」なるものがあり、通常の将棋と異なり、「酔象」という駒が追加されているようです。 裏面が「太子」。
鎧兜の展示。ただ、そばまで寄って見ることはできませんでした。基本的に建物内に上がることは不可。
炊飯。
米俵やその他道具などが入っている倉庫。
トイレ。
そして、門から外へ。
さらに進むと休憩できる場所もあるようです。
茶屋。
これで、入ってきた入口から別の出口まで到着。
別の出口には歴史などを記したさまざまな展示品がありました。
ちょっとした資料館といえるかもしれません。
当時の将軍の足利義昭が訪れたという話も。
そして、外にでて一乗谷遺跡の復元町並の見学が終了。
滞在時間は25分でした。
この後は周囲の散策に向かいます。
一乗谷朝倉遺跡 福井県 一人旅の旅行記
2018年6月上旬の平日に、福井県の一乗谷朝倉遺跡へ一人旅に出かけた際の旅行記です。