備中高松城址公園、清水宗治が守り、豊臣秀吉による水攻めを受けた地

備中高松駅に到着し、まずは備中高松城があった場所を目指します。

本来であれば高松城という名称ですが、他にも高松城があるため、便宜上、備中高松城と呼ばれます。

城址とは「しろあと」という意味です。「じょうし」とも読み、他には城跡などとも表示されます。ですが、言葉で「じょうし」と言っても理解されないこともあるので注意。

城跡までは歩いて移動。

スマートフォンの地図アプリを見ながら城跡を目指します。ついうっかり、別方向に行ってしまいがちなので、慎重に移動。

一度だけ踏切を渡ります。

家並みも昔の蔵のような出で立ち。ちなみに、壁がなぜ黒いのかと手で触ったら、ものの見事に手が黒く汚れました。墨のようです。腐敗防止でしょうか。

住宅街を抜けていきます。

そして、途中に史跡の「舟橋(ふなはし)」。合戦時は堀を舟で道を作り、そこを行き来したとか。敵が来たら舟をしまえば敵は渡れずの状態になります。

水門。

そして、高松城の敷地内に到着。駐車場もあり、団体客も訪れます。訪れた時には2グループほど団体客が居ました。

ここには建築物はほとんどなく、公園として利用されています。

大まかに、昔にどこに何があったのかの案内板。

この備中高松城は豊臣秀吉(羽柴秀吉)が水攻めを行い、守っていた清水宗治を切腹に追い込んだ場所としても知られており、この城攻めの最中に本能寺の変が起こって織田信長が死亡しています。その前後に城攻めを行っており、清水宗治の切腹後に豊臣秀吉は東に帰り、明智光秀と戦っています。 

その城攻めの際の陣地の位置などを記したものがありました。

また、どの位置にどの武将がいたかをわかりやすくするために方角と居た武将名などが書かれたものもあります。

城の中は公園として整備されています。ところどころに板による通路も。

季節によっては蓮の花が咲きます。発掘作業を行っていた際に土中に眠っていた蓮が自然発生的に繁殖して目を吹いたと言われています。ちょうど400年経過後の1982年の出来事です。1582年に本能寺の変があり、この場所での水攻めも行われています。

二の丸跡。

本丸跡。

清水宗治の辞世の句が書かれた石碑。

清水宗治の首塚。切腹後に秀吉が供養塔を作らせました。当初は石井山にありましたがそれが移築され、本丸に移動。

他にもさまざまな石碑があります。

何かしらの祠も。

周囲の様子。

公園の遊具もあります。駅から遠い位置です。

牛神の墓。

すこし公園から離れて住宅街の方向に進むと、清水宗治の胴塚があります。位置が分かりにくいので訪れる際には注意が必要です。

住宅の小道を進みます。

すると清水宗治の胴塚を発見。切腹後は首は豊臣秀吉の方に、胴体は切腹場所の船の上から城に戻ってきました。その胴を葬ったとのこと。

大きいわけでもないので、見落としやすいため、場所はしっかりと確認の上、進みましょう。

訪れた後は再び備中松山城址に戻ります。

備中松山城址には無料の高松城址公園資料館が公開されています。

中の様子。入るとスタッフが映像を流してくれましたので、椅子に座って映像を見ていました。

他、資料の展示等。

陣の位置を描いた立体地図もあります。

清水宗治像。

2階もあります。ただ、昔からある資料を特に整理せずにおいているような感じの為、見ていこうという気はあまり起きず。

映像含めて20分ほど滞在し、さらに別の場所に向かいます。

続いて清水宗治の自刃跡、位牌堂へ。公園外にあるため、こちらも地図を見ながら進む必要があります。

史跡の石柱が見えました。

また、すぐ側には高松山妙玄寺というお寺もあります。

そこには高々と旗がたなびいていました。

寺の中には供養塔が建てられています。

お寺の様子。大きなお寺ではありません。最近になって立て直したのか、綺麗な状態でした。

続いて比較的近くにある「ごうやぶ」という場所へ。清水宗治が自刃した際に、家臣二人がお供をすると刺し違えた場所とのこと。

周囲の様子。旗から大まかな場所がわかるかと思います。

この後はさらに周囲を散策するため、移動を開始しました。

ここまでで駅に到着してから1時間10分ほど。ゆっくり見て回ったため、手早く見るだけなら40分もかからないと思います。

備中高松城 岡山県 一人旅の旅行記

2018年10月下旬の平日に、岡山県の備中高松城へ一人旅に出かけた際の旅行記です。

  1. 備中高松城 岡山県 一人旅
  2. 東京の羽田空港から岡山空港、そして岡山市内へバスで移動
  3. 岡山駅から備中高松駅へ
  4. 備中高松城址公園、清水宗治が守り、豊臣秀吉による水攻めを受けた地
  5. 備中高松城攻め、豊臣秀吉が陣取った山、太閤岩
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