備前おさふね刀剣の里にやってきました。
この中に備前長船刀剣博物館があります。
大きな建物が備前長船刀剣博物館。
特別展の開催もしています。訪れた時は「こんぴらさんの名刀展」。「こんびらさん」香川県にある金刀比羅宮(こんぴらぐう)のことです。
さっそく中に入り、受付で料金を支払います。500円。
そして刀剣に関する展示を見ていきます。
主にパネル展示と道具等の紹介。
また、映像による刀剣の作成方法について。映像で見てしまえばほとんど情報が得られると思います。
長船は良質な原料や燃料が手に入りやすいため、刀剣作りが発達したようです。
備前(岡山)は「五ヶ伝(ごかでん)」の一つで、他は大和(奈良)、山城(京都)、美濃(岐阜)、相州(鎌倉)。それぞれの地域によって異なる作風の刀剣作りが行われているとのこと。
これらの5ヶ所を巡る旅も面白そうです。
実際に日本刀を持つことも可能。取り外せませんが、日本刀の重みを体感することができます。
映像による展示。この映像を見るだけで十分な日本刀作成に関する知識を得られます。全部で15分。休憩も含めて座ってのんびり眺めましょう。
他、道具等の展示物。研ぎ石。荒い研ぎ石からだんだんときめ細かな研ぎ石に変えていって最終的に刀剣が完成します。
鎺(はばき)。刀を鞘に納めた際に鞘の中でぐらつかないように止めておく金具。このようなものがあること自体、知りませんんでした。意匠もさまざまでこの金具一つとっても魅力を感じます。
塗りの工程。鞘の部分の作業工程なども知ることができます。
刀身の作る過程。ヘラの上に乗せて、それを叩いて伸ばしていきます。その工程は単に叩いて伸ばして終わりではなく、何度も何度も折り曲げたりしつつ作り上げていきます。
2階にも展示があり、特別展の展示。
また、2階の手前側には現在の刀匠たちの作品も展示されていました。
映像を眺める時間も込みで50分ほど滞在。
外に出て、隣接する「今泉俊光刀匠記念館」も見学。こちらは明治時代から平成まで生存していた刀匠のコーナーです。さまざまな道具類などが展示されていました。
続いて広場へ。それぞれの建物で、各工程の作業を行っています。
ちょうど火を用いて作業している姿もありました。
ただ、平日ということもあり、実際に作業している場所は3分の1程度。休日だとスタッフがいる可能性が高く、また、時期によっては講習会なども開かれるとのこと。
さまざまな作業場の様子。
作業場にはパネル展示もありますので、セットで見ておくと良いでしょう。
そしておみやげ物売り場。刀も売られています。
この後、タクシー会社に電話してタクシーを呼びました。電話番号はこの場所に来る際に利用したタクシーのレシートに記されていましたので、そちらに電話し。
タクシーが来たので、次の目的地に向かいます。
備前長船、備前焼 岡山県 一人旅の旅行記
2018年10月下旬の平日に、岡山県の備前へ一人旅に出かけた際の旅行記です。