朝になりました。
善光寺のお朝事に行くため、宿を立ちます。
宿泊した宿が善光寺から遠くのため、前日にスタッフに伝え、朝にタクシーを呼んでもらいました。5時40分出発。1210円でした。
善光寺周辺には10分ほどで到着。登り坂でもあったので、これでかなり楽になりました。
そして、朝の善光寺へ。
人はぼちぼち集まっている感じです。
この日のお朝事は6時1分から。到着時は15分前です。
この開始の時間は日によって1分単位で異なります。夏場は5時30分から、冬は7時からと、季節によって大きく変わります。
善光寺のサイトで時間の確認ができますので、事前に確認をしておきましょう。
大本願。ここは浄土宗。もう一つ、大勧進が天台宗です。この2つの宗派が善光寺でのお朝事を行います。
朝の仁王門。
朝の仲見世通り。
仲見世通りには旅館や宿坊などの宿泊施設もあります。
山門が見える場所まで来ました。
灯篭には明かりが灯っています。
山門。坊さんも見えます。
善光寺本堂。
手前にある大香炉。
本堂。まだ人は少な目です。
鐘楼側から朝日が昇ってきます。
本堂の垂れ幕。
本堂から見た山門方面。
朝日が昇ってきました。
そして、本堂の前に人が一列に並び始めます。
中には宿坊で宿泊しているからか、おそろいのハッピのようなものを着ています。
大勧進から住職が出てきました。赤い傘の下にいる人が住職です。また、警備員もいます。
そして、訪れた人が屈み、住職に対して手を合わせます。住職は、それに対して手に持った数珠を訪れた人の頭に軽く当てるようにします。これを「お数珠頂戴」の儀式と言います。功徳が受けられるとのこと。功徳はわかりやすく言えばご利益と言い換えるとわかりやすいでしょう。
山門あたりにも多くの人が住職を待ち構えています。
そして、一通り終わったら本堂の中に入っていきます。
本堂の中は撮影禁止。
本堂には外陣と内陣とがあり、有料で内陣に入ることができます。
内陣ではより近くで朝の法要を見ることができる他、畳の上に座ることができますので、長時間、居座ってみることもしやすいかと思います。
また、前日に善光寺に訪れて入場券を買っている場合は、翌日のお朝事まで入場券が有効のため、捨てずに忘れずに持っていきましょう。
それを知らずにいたため、入場券を買い直しました。
内陣では中央ではなく、左寄りの位置で法要が行われます。
十数人の坊さんが念仏を唱えるなどします。
厨子(ずし)の扉を開けるなどもします。秘仏があるとのことですが、中身までは見せてくれません。寺の人も見ることができないものとのこと。ちょっと距離があるため、厨子自体も視力が良くないと見えないかと思います。
また、来場者側に向けて、南無阿弥陀仏と唱えるあたりが、山場かと思います。
その時、多くの内陣にいる人は手を合わせていました。
その後、別の人に変わります。
先に行ったのは天台宗の住職によるもの、次は浄土宗の上人によって朝の法要が行われます。
こちらも、来場者に向けた南無阿弥陀仏があります。
浄土宗の方はこの善光寺にある大本願が尼寺であることもあり、女性による法要です。男性とはまた違った雰囲気が味わえます。
両方とも合わせて約1時間で終了。
その後は、事前に申し込んでいたであろう方のための先祖供養や祈願などが行われるため、関係者が内陣のさらに奥に進み、引き続き何か行われますが、さすがにそこまでを見る必要はないため、1時間のお朝事が終わった時点で内陣から去りました。
最後の方まで残っている人は限られるため、1時間経過した段階では残っている人も少な目でした。
パッと見ていたところでも、一人で訪れている人も多々見かけた他、女性の若い世代の方もいましたので、性別年齢問わず、気軽に訪れてみてはどうでしょうか。
最後に名残惜しく善光寺本堂などを見つつ、善光寺を後にしました。
ついでに大勧進内を通り抜け。
山門。
仁王門。
宿に帰る時にタクシーを見つけようとしたものの、タクシーが見つからず、歩いて20分かけて宿に戻りました。
善光寺 一人旅の旅行記
2015年9月下旬平日に訪れた長野県2泊3日一人旅の2泊目です。主に善光寺を中心に訪れています。