港の見える丘公園には大佛次郎記念館があります。
訪れるまではどういった人がさっぱり知りませんでしたが、「鞍馬天狗」という小説を書いた人とのこと。読んだことはありませんが、なんとなく聞いたことのある名前です。
大佛次郎は1897年から1973年に生存していた作家です。
訪れた時には特別展として「大和和紀ヨコハマ物語 大佛次郎の横濱」という展示もありました。
最初、どういう人かはわかりませんでしたが、昔の横濱を題材にした漫画「ヨコハマ物語」を描いた漫画家。
また、それだけでなく、アニメにもなった「はいからさんが通る」や、源氏物語を描いた「あさきゆめみし」など、有名な作品を手掛けています。
さっそく中へ。入口近くで入館料を支払います。200円。
特別展に関したクリアファイルも販売していて促されましたが、購入はせず。
1階の様子。モニターによる大佛次郎の説明が日本語と英語、交互に行われます。数分で終わるのでざっくりと内容を把握したいのであればのんびり眺めるのも良いでしょう。ちょうど椅子も用意してあります。
他、パネル展示。
床にはさまざまな模様が。フランスの国旗の色を模しているものもあります。
猫の像。大佛次郎は猫が好きなのか、大量に飼っていたようです。作品にも反映されており、作中に反映させたり、児童本「スイッチョねこ」を書くいたりもしています。
「ヨコハマ物語」第22話の扉絵の巨大パネル。これは写真を撮っていいとのこと。2階にある展示は写真不可でした。展示に「あさきゆめみし」の文字がちらりと見えたことで、ようやくどういった作者か把握できました。ですが、この段階では「はいからさんが通る」も同じ作者とは気が付かず。
当時の原稿の展示などがありました。
大佛次郎記念館には和室があり、有料で使用可能とのこと。茶会等で活用されるのでしょうか。
昔の写真。下にいるのが大佛次郎。公園が整っており、船も多く見えるのが印象的。今の風景と言われても驚かない整った状態に感じます。
大佛次郎の部屋を再現。
ソファー。
テーブルとイス。座って休憩も可能。
大佛次郎の像。
上の方を見ると、着色グラスなのか、いい感じな色合いを見せています。
他、天井近くの飾り。
部屋の様子。
以上で展示を見終え、外に。
20分近く滞在しておりました。
大佛次郎記念館には併設する形で「霧笛」という喫茶店もあります。著書銘でもあります。入口近くの猫の像も存在感があります。
他、よくよく見ると、さまざまなところに猫の姿が見て取れます。
これで大佛次郎記念館を見終え、いよいよ横浜中華街へ移動です。
横浜中華街 神奈川県 一人旅の旅行記
2019年6月下旬の平日に、神奈川県の横浜中華街へ一人旅に出かけた際の旅行記です。