朝になりました。
お寺では、たいてい、朝のお勤めが行われます。そのお勤めには一般の人も参加できるので、朝起きて、行くことにしました。
目指すは西本願寺へ。
東本願寺の方が近かったのですが、堂内は写真撮影が禁止だったため、写真を撮るのなら西本願寺かな、と思い、西本願寺に向かっています。
後々考えたら、西本願寺は世界遺産の構成要素の一つでもありますので、結果として良かったように思います。
西本願寺の朝のお勤めは「晨朝(じんじょう)」と呼ばれています。お寺によって、この呼び方は異なり、有名な善光寺であれば「お朝事(おあさじ)」と呼んでいます。
まずは、西本願寺に向けて移動。朝、人の少ない道を歩きます。
京都駅からでしたら、10分くらいあれば到着できます。
外に書いてあった予定表。晨朝午前6時の文字が見えます。開門は30分前の5時30分から。東本願寺は開門が5時50分でした。
さっそく御影堂門から中へ。
御影堂。
阿弥陀堂。
晨朝に参加しようと人が続々とやってきます。
阿弥陀堂の中の様子。畳に自由に座ります。椅子席も用意されていますので、畳に座るのが苦手な方は、椅子席を確保しましょう。
お坊さんも準備が整いました。西本願寺は坊主頭ではないようです。全員、髪の毛を生やしています。
なぜか、一般客の方が坊主頭が多かったり。
最初は阿弥陀堂で念仏を唱えます。堂内には経典が置いてあり、読み仮名が書かれた経典ですので、一般の人も問題なくお経を読むことができます。
読まなくてもいいのですが、読み仮名付き経典があるからか、多くの人がお経を一緒に唱えていました。
以前、長野県の善光寺に行ったときは、誰も唱えていなかったので、ここでの一般客の読経は印象に残ります。
15分くらいで、次は御影堂に移動です。お坊さんが案内しますので、その発言があったら移動を開始しましょう。
貸出用経本。実は、存在を知らなかったので、阿弥陀堂では手に取ることができず。
そして、御影堂。一般客と同じ畳側に坊さんが並んでいます。
そして、一般客。
ここでも30分ほどお経を読みます。
その後、本日のご和讃と共に、解釈などを開設してくれます。この日は「浄土33丁
道光明朗」。ページが急に飛ぶので、該当するページを開きます。
全体で1時間で晨朝が終了。
多くの人が帰路につきました。
このとき、階段を見ていたら、ところどころに色合いの変わった気が埋め込まれています。修繕かと思ったら、意図してこのようにした遊び要素があるとのこと。いろいろな形がありますので、階段もじっくり見てみると面白いと思います。
最後に、前日、おじいさんが門にへばりついて絵を描いていたため、全体を撮影できなかった唐門を撮影して旅館に帰りました。
本願寺 京都 一人旅の旅行記
2016年6月下旬の平日に、京都府の本願寺などへ一人旅に出かけた際の旅行記です。