軍艦島ツアーで軍艦島の第1見学広場でのガイド説明が終わり、第3見学広場へ移動です。
第2見学広場は第3見学広場が終わった後に説明するようです。
第3見学広場は話題の鉄筋コンクリートの高層アパート。高層アパートと言われていますが、今で言うところのマンションと表現できると思います。
30号棟と31号棟が見えます。
30号棟は四角の形状、31号棟は海に面して少し折れ曲がった直線状。
これらの建物の保存をどうするかというのが重要な課題のようですが、現時点での建築技術では保存するのが難しいようで、この建物も今後朽ちていくのみとなっています。
辺りはがれきの山。
見学する軍艦島ツアー客。
見学施設内における注意事項。
ツアーに参加している人は外国人も多め。しかし、このツアーでは英語音声等の用意もなく、注意事項も日本語のみなので、今後の課題かと思われます。
上の方に水をためておくタンク。昔は水の手配が大変だったようです。しかし、対岸から海底にパイプを通して水を送ってもらうようになってから水の問題が解消されたとのこと。
朽ちた壁と窓。
この第3見学広場での説明も終え、自由時間。写真撮影をしたい人は残り、他の人は第2見学広場の説明を聞くためにガイドと共に移動。
ぞろぞろと移動しています。
壁に穴が開いて先が見えます。
そして2ヶ所目での説明。
ゴミ。さすがに昔のゴミではなく、見学者が落としたものと思われます。それにしても、なぜ糸ようじを落とすのでしょうか。謎です。
赤い煉瓦は下の部分が塩で白くなっています。上も時間がたてば白くなるとのこと。波が打ち付け、海水がかかり、そして乾くと塩になります。
階段。この階段は、第2竪抗に向かうための階段で、その上の先からエレベータがあり、下に降りていきます。エレベーターは606メートルを一気に下っていくようで、その途中で失神したりする人もいたようです。
東京スカイツリーが634メートルなので、その高さを当時の設備で一気に下りていくことは、かなりの恐怖を伴ったものでしょう。
階段の足場は煤で汚れています。
他は朽ちているのに、この階段だけ残っているというのも不思議なものがあります。
対岸には長崎本土が見えます。
海に面して塩を浴びていても生えてくる草。
立入禁止の穴。この洞窟を潜って、昔は住宅エリアまで移動していたようです。
時間になったので船に戻ります。
港から見た岩壁。昔は桟橋があった場所の跡があります。
一部の壁は石と石とを天川(あまかわ)という接着剤でつけて石積みして作っていたようです。「天川の護岸」というようです。
船に乗船。
すでに次に軍艦島に上陸する船も近くまで来ていました。軍艦島に接岸できるのは1隻だけですので、こちらの船が出るまで待機中です。
2隻いますが、たぶん、どちらかは上陸しないタイプのツアーなのかもしれません。
係留ロープを外す作業が行われます。
軍艦島に訪れる外国人。映画「007/スカイフォール」で題材に使われたことから、外国人の観光客が増えたとのこと。
英語での解説などが無かったため、ガイドが話している最中は暇そうにあたりを見回していました。
そして離岸。
10時40分上陸、11時25分離岸と、上陸時間は45分ほど。
長崎港近くを9時40分出発ですので、1時間45分経過しています。
なお、この時間までトイレ休憩はありません。
軍艦島にもトイレはありませんし、船にもありません。
軍艦島ツアーはいろいろあり、ツアーによって船の異なります。もしかしたらトイレ付の船もあるかもしれませんので、トイレが心配な方は、そうした船があるかを確認するとよいでしょう。
軍艦島 世界遺産 一人旅の旅行記
2015年5月下旬に訪れた長崎2泊3日一人旅の2日目の軍艦島ツアーについて取り上げています。