ダンヌ浜を出て、引き続き日本最西端を目指します。
道中、アップダウンの激しい坂もあります。
改めて電動アシスト付自転車で良かったと実感。
途中、「久部良バリ」という看板がありましたので、そちらに移動。
日本最西端の中学校もあります。
そして久部良バリに到着。
久部良バリは、どうやら大きく隙間が出来た巨石の辺りのことを指すようです。全長15メートル、幅3.5メートルの割れ目。
単なる岩の裂け目としての場所ではなく、この場所では過去に人頭税の影響で人が増えないように、妊婦に隙間を飛び越えさせるようにしたとのこと。
これにより、妊婦が下に落ちて亡くなることもありますし、子供を流産することもあったとのこと。
ただ、これが本当にあったのかはよくわからず、同じ場所にあった説明文でも「残酷なことを行ったという伝説がつくられた地」と、「伝説」扱いとなっています。
このため、史料等では確認できていないと思われます。
言い伝えられた話であり、事実のほどはわかりませんが、人頭税によって苦しんでいたことは事実のようです。
ちなみに、人頭税は昔の沖縄、琉球王国の時代に作られた税制で、一定の年齢の人に対して課せられる税金です。
日本に編入された後、しばらくして人頭税は無くなりました。
後日訪れた石垣島などでも、人頭税に関する石碑などを見かけましたので、この地域にとっては大きな問題であったと思われます。
久部良バリの周辺も海が覗けて綺麗です。
久部良バリから見た山側。
目指すべき日本最西端。
見終え、そして再び日本最西端を目指します。
与那国島 一人旅の旅行記
沖縄3泊4日の一人旅の旅行計画の段階から取り上げていきます。
出発後は、1日目の与那国島を中心に紹介。