京都 嵐山温泉
花伝抄でくつろいだ後、夕食の時間が迫ってきたので食事会場に出かけることにしました。2部制で、17時30分からを選択したため、時間になってから食事処へ移動。
会場は1階の美食小路「北山遊水」という場所です。
入り口近くにスタッフが待ち構えているので、部屋番号を伝えます。すると、席に案内してくれます。
席は完全個室ではないものの、仕切りがあるため、周りを必要以上に気にせずに過ごすことが出来ます。
壁には醤油等が並べられています。
席に着くと、すでにテーブルにはいくつかの料理が並んでいました。
ササエと胡瓜のうるか和え、芋蛸南京のジュレ掛け、川海老の揚げ煮、穴戸小袖寿司、もぎ茄子田楽、蚕豆唐墨揚げ。
そして、小鍋の合鴨治部煮。
鍋の汁。後ほど火が入り、自分のペースで食材を温めることが可能です。
ちゃんとメニューが付いているため、何を食べているのか確認せずともわかります。
もっとも、漢字が読めずに苦労することもありますが。
先椀の鱧の清出汁仕立て。鱧はハモです。京都では良く出される魚です。
お造りはマグロ、海老、間八、鱸。間八は「かんぱち」、鱸は「すずき」です。献立に振り仮名がほしいところ。
サラダは烏賊のサラダです。烏賊は「いか」です。
金胡麻豆腐もあります。
スタッフが鍋に火をつけたので、合鴨の治部煮を作ります。食材を適量入れて、温めていき、火が通ったら食べていきます。
若鮎の塩焼き。鮎は「あゆ」です。これも京都で良く出される魚です。身離れが良い魚ではありませんので、食べるのにコツがいります。しかし、コツを知らないのであれば、手で口にもっていって食べても何ら問題ありませんので、手を使って食べましょう。
骨ごと食べる人もいますし、頭ごと食べる人もいます。
それでも、という場合は、ネットなどで事前に動画を見ておくとよいでしょう。
基本は、上部、下部、左右、後ろのヒレを取り除き、身の部分を箸で押すようにして骨と身をほぐし、最後に頭から身を引き抜くときれいに骨と身が離れます。
口直しの季節のシャーベット。
この後は事前にこちらで選ぶことのできる形のバイキングに入ります。
選べるのは京のお晩菜と、天麩羅です。最初にどういったものを選べるかや、選ぶ際の用紙を渡されますので、渡された用紙にチェックをしてスタッフに渡しておきます。すると持ってきてもらえます。
持ってくるまでに時間がかかるため、早めに申し込んでおくか、そうでなければお酒などをゆっくり飲みながら待ちましょう。
天麩羅。天つゆと大根おろしが入った器もあります。今回の注文では海老天、伏見唐辛子天、南瓜天、鯵天。南瓜は「かぼちゃ」、鯵は「あじ」です。
お晩菜の汲み上げ湯葉と鱧皮の五色玉子。湯葉も京都らしい食べ物です。量は小皿に入っているため、多くありません。お酒のつまみとしてゆっくり食べるのにお薦めです。
また、食事の締めとなるかやくご飯も用意されました。かやくご飯には桜海老と新生姜が入っています。別途山椒(さんしょう)も用意されました。山椒は粉上のものがうなぎなどについてくるものです。
ご飯のみで食べても桜海老と新生姜の香りでおいしくいただけ、また、山椒を乗せると刺激が追加され、こちらも食が進みます。
別途、京漬物参種守、京味噌汁。
天麩羅を追加。いか天と茄子天。
お晩菜も追加で、烏賊と小芋の炊いたん、鰊茄子。炊いたんは、煮物という意味です。鰊(にしん)は京都らしい食べ物のように感じます。鰊そばなども有名ですので。
かなりの量を食べましたが、一つ一つのボリュームはさほど多くないため、なんとか食べ終えました。
最後に水菓子でメロンやサクランボ、水羊羹、マンゴームースが出て終了。
1時間20分ほど食事処に滞在しました。
ラストオーダーの時間などもあるため、長居はできませんが、お酒を飲みながら天麩羅やお晩菜を食べてくつろぐこともできそうです。
味も全体的に良いので、食事に関しては良し。
ただ、混み具合によっては注文バイキングで時間がかかりそうで、十分に食すことができないという可能性はあります。
今回訪れたのは平日の閑散期であったということも述べておきます。
食べ終えたら特に何もせずにそのまま外に出ていくことが可能です。
部屋に戻り、くつろぎます。
嵐山 京都 一人旅の旅行記
京都の嵐山の一人旅の旅行記です。前日『ホテル近鉄京都駅 京都 一人旅』からの続きです。