繋温泉(つなぎおんせん)の四季亭の夕食は、広間によって提供されました。
布製の間仕切りによってエリア分けされています。
食前酒は果実酒、先付は岩手県産の姫竹と蕨のお浸し。もう一つは蛤の酒蒸し。長芋や菊の花も。
飲み物は盛岡の地ビール「BAEREN(ベアレン)」を注文。880円。
そして、日本酒の岩手の地酒のみ比べセット。純米大吟醸 浜千鳥、大吟醸 南部美人、純米吟醸 蔵人の酒を楽しめます。2200円。
できる限りその土地ならではの物を飲みたいものです。
紙製のコースター。地域性のあるものが描かれているのが興味深いです。これは平泉の中尊寺に併設されている白神神社の能楽堂。
続いての料理。
御椀は鮎素麺。
御造りは三陸産キタムラサキ海胆(うに)など。三陸は岩手県東部の海に面した場所です。
鉢肴(はちざかな)。三陸産牡蠣のコキール。コキールはホワイトソースであえたものを貝に入れてオーブンで焼いたものだそうです。
日本酒の追加。菊の司 純米大吟醸結の香事仕込。2200円。
蒸し物は海鮮蒸し。三陸産鮑、蒸し海鞘(ホヤ)、田野畑産椎茸など。田野畑も岩手県の村です。
替り鉢で前沢牛(まえさわうし)のすき焼き。前沢牛は岩手県のブランド牛。
良い感じに火が通り。写真撮っていたからか、ちょっと通り過ぎかもしれません。
最後に食事で岩手県産ひとめぼれ、香の物、三陸産岩海苔の味噌汁。
御飯を用いて先のすき焼きを残しておいて牛丼にしてみました。
水菓子は甘夏ゼリー、桜ん坊、塩大福風アイス。
以上で食事が終了。1時間10分と、ややハイペースかといったところですが、食事内容は満足。
なお、ダシは枕崎産鰹節、宗田鰹厚削り、山田産飛魚焼干し、三陸普代村産昆布を使用しているとのこと。
多くの食材等に三陸産であったりの岩手県内の材料等を使っており、この地に来た意味があったというもの。
また、岩手県の海と山のある地域性と、食の豊かさも実感させられた食事内容でした。